インテリア系の転職紹介の会社に登録をしました。
６月末、転職紹介のメールマガジンになんとなく気になる会社を見つけました。
まず書類での選考。
その会社が経験者を求めていたため、未経験の私は難しいだろうとほとんど諦めていました。

転職紹介の会社の営業さんから連絡が来ました。
「残念ながら　書類で落ちてしまいました。でも　未経験でも面接を受けたら受かる場合もあるのでどうにか面接にこぎつけるようにするので待っていてくださいね」
もう、「書類で落ちた」と言われた時点ですっかり諦めました。縁がないのは仕方ないなぁ。残念！！！

次の日、営業さんから連絡が来ました。
「清水さん一人を面接するというのは難しいとのことで、他の方も含めた集団説明会を開催してその後に清水さんと他の面接希望者を面接することになりました。全力を出してプレゼンしてくださいね！」

その会社は不動産売買にまつわるリフォームを手掛ける会社です。
ファミリー向けの住宅リフォームが主ですが、それだけでなく他にも一戸建ての広いお家に一人ぼっちで住まわれている老人の家を買い取り、セキュリティーの安全な一人暮らしにぴったりのマンションを老人に提供するという、福祉寄りの不動産事業をしているところにとても関心を持ちました。また、その会社が
「ビジネスで社会貢献をしているということ」「住宅リフォームという家の延命処置をしているところ（家は生き物、長く一緒に暮らしたい）」
に、惚れました。

なんて素敵な会社なんだろう。自分のやりたいことに近いなぁ。この会社に入りたいなぁ、でも書類で落とされているしなぁ。心の中は複雑です。ほとんど諦めの気分で面接に向かいました。
きっと落ちるだろうけど、精一杯自分を出そう！ありのままの自分を出そう。そう思って面接に望みました。

志望動機や今までやってきたことなど吉田先生との模擬面接で練習していたことも聞かれました。
それらは事前に練習をしていたので、とても分かりやすく面接官に伝えることが出来たと思います。
予想していなかったもので、例えば、　「あなたの生きる使命は何か？」「あなたの人生の到達地点は何か？」という質問がありました。それらの観念的な質問に対しても、ボイスメイクアップで練習した「キーワードを意識して強調して速度に緩急をつけて話す」というやり方で、分かりやすく伝えることが出来たと思います。

吉田先生と接していて、私も吉田先生のように誰かの為になる仕事をし続けていたいな、と思うようになりました。
それで、「生きる使命は自分が出来る美しい方法（インテリアコーディネート）で誰かを助けること」と答えました。
どちらかというとおっとりとしていて、テキパキ仕事の出来るようには見えない私ですが、レッスンのおかげで口調はおっとりしていたとしても自分の言いたいことを強調して伝えることが出来るようになりました。我ながら良い面接が出来たと思いました。
転職支援の会社の営業さんも「良い面接でした」とおっしゃりました。

後日、その一次面接が受かったと連絡がありました。
書類で落ちてたのに　面接受かった！！！
自分を正直に出した（嘘はついていない）面接が通ったため、この会社に自分は縁があるのではないかと思いました。

この次はもし自分が入社出来たとしたら上司になるはずのインテリアコーディネーターの女性（役員）との面接でした。私は一目で彼女に惚れました。「この人の下で働きたい！」と　強く思いました。直感で、仕事はもちろんのこと、女性としても尊敬出来る人だと思いました。
この面接は　形式ばった面接というよりも　お茶を飲みながら雑談するという感じの（机の幅は５０センチぐらいの近距離）気さくな感じでした。
でも　気さくな雰囲気だったとしても　面接は面接です。
吉田先生に教わったプレゼンテーションでの姿勢や身振り手振りの使い方、目線の合わせ方など、近距離であることを生かして、自分を体でアピールしました。効果的に身体を使ったことによって、自分のインテリアへの情熱を上手く伝えることが出来たと思います。

結果　見事内定に結びつきました。
書類で落とされていたのに！！！！！（感動）

会社と自分の相性はもともと良かったんだと思いますが、自分を上手に表現出来なかったら内定には結びつかなかったと思います。
吉田先生のおかげでプレゼンテーション技術を向上することが出来て内定に結びつきました。
どうもありがとうございました。

ところで、実際にインテリアコーディネーターの仕事をしたときに、お客様の要望を汲み取ったすごく素敵なコーディネートが出来たとしても、どのように素敵なのかお客様に分かってもらえなければ、残念ながらそのコーディネートは実現されません。お客様となる方は、インテリアに関して専門家ではありませんから、分かりやすく説明しなければなりません。
このプレゼンテーション技術を意識すれば、お客様に自分の伝えたいことを分かりやすく伝えることが出来るのでとても役立つと思います。

これからも吉田先生から学んだ、相手を思いやって自分の伝えたいことを上手に伝えることを、仕事でも私生活でも意識していければと思います。
どうもありがとうございました。